YOSHIYUKI DOUTSU道津 喜之
営業本部 大阪支店 営業第1部
2007年入社
理工学部 応用化学科卒
主に国内の顧客に対して、国内外の材料メーカーの製品を販売しています。得意先は川上~川下というビジネスの流れで言えば、川中に当たるところが多く、扱う商材としては樹脂、添加剤、充填材など。また、オー・ジーは、欧州のあるメーカーの製品を日本国内に販売する総代理店を務めていて、このメーカーの製品はオー・ジーの国内各支店を通じて全国に届けられます。私はその窓口役となってメーカーと国内支店の調整も図っています。
入社後、子会社の樹脂成形メーカーで作業を手伝うなどして、メーカーの仕事を体験する研修を受けました。その後、化学事業部大阪営業部に配属され、OJTでビジネスマナー、取引先との面談の進め方を学びました。商社マンとしてのお酒の飲み方も先輩から指導を受けたのですが、おかげで2年目以降、接待の酒席でも自然に振る舞えたと思います(笑)。先輩方はみなさん個性的で、勢いに圧倒されたのを覚えています。「自分ももっと個性を出して行かなくては!」。学生から社会人となり、これから自分がどうあるべきかを考えさせられる場面が多かったですね。
この時期、会社の組織変更により先輩たちの多くが異動したため、その得意先を引き継ぐ形で約30社を1人で担当することに。リーマンショック前の景気のよい時期で、販売は好調だったのですが、原油価格が高騰したため仕入れ価格が上昇、販売価格の改定や納期調整などに汗をかきました。経験が浅い中、正直大変でしたが、1年目に先輩方に教わったことが活きている、と感じる場面も多々ありましたね。ある時、上司と得意先を同行訪問した際に、「道津君はよくやってくれている」と褒めていただいたのは今でもよい思い出です。その日はご褒美に上司が飲みに連れて行ってくれました(笑)。
それまで売上高月額数百万円~1,500万円規模の得意先を担当していましたが、入社5年目のこの年から売上高月額3,000万円規模の得意先も担当することに。部の中でもトップ5に入る規模の取引先で、少しの数字のブレが部の成績に大きく影響することになりました。また、他社からの事業譲渡を受けて得意先が急増、新規取引先と面談したり、社内手続きを進めたりと慌ただしい日々を送りました。扱う金額や自分に求められるものが変わっていくなかで、効率的に仕事を進めることの重要性を実感した1年ですね。
規模の大きな取引に慣れてきたこの頃、接着剤の原料を新しく輸入するという新規案件の担当となりました。その際、不純物の検査や法規制の点でさまざまな問題が発覚。化学品安全管理室、海外業務部、経理部などオー・ジーの他部署と緊密に連携し、問題解決に奔走しました。また、別の製品の輸入案件でも、国際条約、海上輸送、法規制などクリアすべき課題が多数ありました。新しいことに挑戦していく難しさと面白さの両面を味わいました。
入社当初は国内で完結するビジネスが多かったのですが、最近は海外からの輸入案件が増えています。海外に関係するビジネスをもっと取り扱えるようになりたいと考えています。また、入社5年目の時に猛烈な忙しさを経験したので、どんな時でも「自分はもっと頑張れる」と思えます。自分で限界の線を引かず、新しいことに挑戦する若手と一緒に、ビジネスを拡大していきたいですね。